‥‥この展覧会は、日本とイタリアの「対話」という原点から出発しました。 そして共通の文化的認識を持つアンドレア・ブランジ氏と、 伊藤豊雄氏との「対話」の中から展覧会コンセプトが生まれてきたのです。‥‥
(2001.7.28 – 8.22 パシフィコ横浜 イタリアと日本/生活のデザイン展)
パシフィコ横浜の隣の臨港パークの雰囲気が好きで、そちらにはよく行っていました。 雨が降ると、ランドマークタワーの上がかすんで、なかなかに幻想的な雰囲気でおすすめです。
さて、今回、初めて訪れるパシフィコ横浜で開催された、生活のデザイン展。 イタリアの商品やデザインのプロトタイプが見れるのでは?と思いきや、 意外にも、あちらこちらのお店で見かけることができるものを集めてみたという感じ。 さすがに、コンセプトゾーンは興味をそそられるものがありましたが、 少し残念に思いました。
「子供の世界(INFANZIA)」のコーナーは、日本の学校でも見習って貰いたいなと思う、 子供達が楽しく遊べそうで、かつ色彩豊かなおもちゃや、リビングシステム。 基本的に、あるものをどうにかして遊ぶことが出来るのが子供ですから、 子供達が主役であるべきその空間は、将来自分の子供が出来たとき、 もっと子供達の「もの」にしてあげるべきなんだろうな‥と考えさせるスペースでした。
しかし、こういうところへ行くとつくづく思うのが、デモンストレーション・スペースの広さ。 日本の住宅事情で、これを実現しようとしたら、いったいどうしろと言うのか‥。 ああ、貧乏人は眺めていろってこと? なんてことを思った展示会でした。 入場料1000円、ちょっと高めに思います。>nikkei様